皆さん、こんにちわ^^
るるわ珈琲のマスターです。
先日は、当店るるわ珈琲が主催で・・
【自宅でも簡単!!フレンチプレス器具によるコーヒー抽出方法のコツ教室】
・・を開催させて頂きました。
最初の1時間くらいは、座学と私が皆様の前でレクチャーを含めてコーヒー抽出についての原理原則を講義させて頂き、実際にコーヒーを味わって頂きました。
コーヒー抽出する際には、コーヒーオイル成分をどの程度含むかでアロマ&テイストが大きく変わっていきます。
それは、コーヒー抽出器具による違いで抽出成分が変わります。
前回の、ドリップ抽出によるコーヒー教室のおさらいを含めてコーヒー抽出器具の様々な特性の講義をさせて頂きました。
コーヒー抽出には、大きく分けて2つあります。
「浸漬式コーヒー」と「透過式コーヒー」があり、抽出する概念とコーヒー器具の形状などが異なってきます。
そして、今回は「浸漬式コーヒー」の代表格の抽出器具のフレンチプレスを中心に抽出理論と根拠を座学と実践を織り交ぜて行いました。
参加者の皆様の前で、私がオススメするフレンチプレス抽出による条件を踏まえてレクチャーさせて頂き、コーヒー抽出をさせて頂きました。
~~~フレンチプレス抽出のリスク回避条件~~~
1、投入する「湯温」の過抽出ボーダーライン
2、コーヒー粉とお湯の「接触時間」の過抽出ボーダーライン
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上記2点のコーヒー液の過抽出ボーダーラインだけを設定して、あとはその許容範囲内で抽出理論と根拠を基に各レシピを実行しました。
今回は、エチオピアの浅煎りによる「レモネードのような甘酸っぱさ」と、
インドネシアの深煎りによる「マンゴーのような甘苦さ」の個性あるコーヒー豆を2種類ご用意させて頂きました。
そして、今回のレシピは・・
~~~フレンチプレス抽出レシピ~~~
豆量: 20g
挽き目: 中細挽きくらい
湯量: 300cc
湯温: 85℃
抽出時間: 4分
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そして、参加者の皆様にもフレンチプレスコーヒー抽出の実践をして頂きました。
上記の基本レシピを踏まえて、毎回レシピの1部分を変更して5パターンの実践をして頂き理解を深めて頂きました。
フレンチプレスは2本使用して頂いて、各項目の比較をして頂きました。
1、抽出温度による違い
2、挽き目による違い
3、抽出時間による違い
4、ダメージのある豆の混入による違い
5、ペーパーを通しての違い
上記5つパターンを参加者の皆様には抽出から試飲までして頂き、理屈と根拠を基に学びを共有させて頂きました。
皆さん、深く頷いて納得されて終始笑顔で進めることが出来ました。
最後に、参加者の皆様でコーヒータイムを共有しながら意見交換をしたのですが・・
『前回と比べて、今回は理科の実験のような気持ちになる部分が多くありました。』
・・というような意見もありました。
確かに、現代のコーヒーのスタイルや波は「LABOスタイル」(研究所)が流行になりつつあるようです。
それは、正に理科の実験で使用するようなビーカーを使用したり、計りや温度計などを用いて再現性を重視するような味作りを現場で行うのです。
コーヒーには浪漫があり、物語りもあり、情熱や気持ちも含めた手間暇かかる部分も1つの魅力かも知れないのかなぁ~~・・と感じさせてくれる学びの場でもありました。
またまた今回も、コーヒー教室開催のご要望が沢山ありましたので、次回はアウトドア的な要素とLABOな要素を兼ね備えた、「焙煎」をテーマにコーヒー教室を開催させて頂きたいと思います。
今回も、ご協力頂いた皆様、参加して頂いた皆様、ありがとうございました!!