SCAJ2015競技会「ワールド サイフォニスト チャンピオンシップ2015」を観戦してきました

13 10月

サイフォニスト2

皆さん、こんにちわ^^

るるわ珈琲のマスターです。

先日の東京ビックサイトで行われたSCAJ2015の競技会の1つの「World Siphonist Chanpionship」の生観戦させて頂いたときの感想をお伝えさせて頂きたいと思います。

ここ数年で、コーヒー抽出で行われる器具の1つ「サイフォン」での抽出を目にする機会が増えてきました。

それも、日本の昔ながらの純喫茶でよく見ていた光景のサイフォンではなく、見た目もシャープに美しく実用的な抽出器具でのサイフォンでのコーヒー抽出であります。

では、昔ながらのサイフォンの見た目はガラス風船型と呼ばれる形状のものが大半を占めておりました。

そして、昔ながらの喫茶店で何故、実用的にコーヒーサイフォンを使用されていたかと言いますと、日本では昔からドリップ式コーヒーが主流であったのですが、ドリップ式での抽出方法では手技になりますので、人によって技量が違い味のブレが起きやすいのが問題視されておりました。

一方、コーヒーサイフォンはドリップ式に比べて手技による、抽出のムラなどが少ないために味の再現性があり、初心者の方でもコーヒー抽出を良い見た目で演出が出来たことが重宝されて広まったようです。

それから日本はコーヒー先進国となり、日本人特有のこだわりが強く、コーヒー店からサイフォン抽出をするお店が無くなってきました。

ただ、ここ数年でコーヒー抽出器具として見直されてきた理由としては「見た目の演出」「手入れなどの取り扱い易さ」「コーヒー抽出する際に出るアロマ」などがあり、コーヒー専門店でもコーヒーサイフォンによる抽出での提供が目立ってきました。

そして、その流れが強まり2009年に世界初の「ワールドサイフォニストチャンピオンシップ(WSC)」が設立されました。

そのWSCでは、各国のチャンピオンが世界大会の競技会で戦います。

サイフォニスト4

競技内容は、サイフォンコーヒー2種類の抽出技術を競い合い、15分の間に、ブレンドコーヒーを4杯、ブレンドコーヒーを使ったオリジナルのシグネチャービバレッジを4杯、計8杯のコーヒーを提供します。

審査員のジャッジポイントは、「味覚」「技術」「コーヒーの均一性」「プレゼンテーション能力」などを重視して評価します。

今年の「ワールドサイフォニストチャンピオンシップ2015」の優勝者は、シンガポールのRyan Tan選手でした。

そして、我らが日本代表の丸山珈琲の中山吉伸選手は、惜しくも第2位でした。

私が、現地会場で生観戦した感想としては、とにかく美しく流暢なプレゼンであり、確実性のあるコーヒー抽出である印象があり、感動的でした。

選手の皆様、お疲れさまでした!!

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