コーヒーハンター川島さんのコーヒーセミナーその5「コーヒー生豆の輸送手段と保管方法」

30 11月

コーヒーハンターセミナー20

皆さん、こんにちわ!

るるわ珈琲マスターです^^

前回の続きになりますが、コーヒーハンター川島さんのミカフェート新本社でのコーヒーセミナーで学んできた、コーヒー栽培・精製過程・輸送方法・保管方法・最終的なカップの品質の正しい有知識の情報を、備忘録として記述させて頂きたいと思います。

前回の記述は「現地でのコーヒー生豆の選別方法」のことについてでしたが、今回は「コーヒー生豆の輸送手段と保管方法」のことについて記事にしてみたいと思います。

高品質のコーヒー生豆でも輸送する際に保管方法や輸送方法などで、コーヒー豆に与えるダメージが大きくなり、せっかく高品質の豆でも劣化して良い状態ではなくなってしまいます。

それを防ぎ日本に良い状態で輸入するためには、どういう手段で輸送するかになります。

現在、コーヒー生豆を輸送する手段として大きく分けて3つの方法があります。

1、ドライコンテナ

2、リーファーコンテナ

3、空輸

コーヒーハンターセミナー22

まずは、昔からの手段で一番ポピュラーな「ドライコンテナ」による輸送方式です。

コーヒー豆は、収穫された生豆が日本に入ってくるまでに、3カ月から約半年ほどかかります。

コーヒー生産地での収穫から始まり、生産処理⇒乾燥⇒熟成⇒袋詰め⇒港までの運搬から船積みまであります。

そして、日本へ入港後はコンテナの積み下ろし⇒植物検査⇒⇒農薬検査(一部に限る)が行われます。

その間に、コーヒー豆などにダメージを与えないように、高品質を保つ事が重要になります。

ドライコンテナ輸送方式は、袋詰めは通常通りの麻袋に詰めて、港に積み込まれるコンテナは温度管理がされていない一般的な輸送になります。

コーヒーハンターセミナー21

そして、次の輸送方式は「リーファーコンテナ」になります。

リーファーコンテナ輸送方式は、生豆の輸送は高温多湿を避けるため一定の温度と湿度が保たれたコンテナに積まれて船で運ばれていきます。

この輸送方式は、空調設備付きの冷蔵コンテナで運ぶためコーヒー豆にダメージを与えにくい環境になります。

このリーファーコンテナを利用して輸送する方は、コーヒー豆も麻袋に詰めずに真空パックにして、生豆の酸化・老化・乾燥・雑菌の繁殖を最小限に抑えて輸送することが多くあります。

そして、最後はコーヒーハンター川島さんが推奨する輸送方式の「空輸 」です。

この空輸での最大のメリットは、通常は船で輸送するので3カ月から約半年くらいかかるのですが、空輸の場合は2~3日くらいで運ぶことが出来るのです。

ただし、空輸は輸送手段の中で一番割高になるようです。

品質をとるか、価格をとるかでコーヒー店の在り方が問われる部分でもあるようです。

今後は、この輸送手段も含めてコーヒー商社さんとの付き合いをしなくてはならないと感じました。

では次回は、コーヒーのカップが最終的に消費者の手に渡る際のカップの品質について記述をさせて頂きたいと思います。

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